■ 全国



岡山


倉敷・桜

 

 倉敷の街はいつも観光客であふれています。川沿いに咲く桜はレトロな街のムード作りに一役買っています。飲食店やいろいろな土産物屋さんが建ち並ぶこの観光地に、春めいた和服を着た若い女性達が彩りを与えています。



鳥取


倉吉.01

 

 倉吉はこの白壁土蔵群が有名です。酒蔵等の建物ですが、白壁、黒茶の板塀、オレンジ色の石州瓦が混ざり合って、美しいコントラストの景観を作っています。石州瓦は、昔から日本海沿線の寒くて積雪の多い地域に葺かれてきた凍てに強く、水を通さない、固くて丈夫な瓦です。



倉吉.02



倉吉.03




広島


鞆の浦.01

 

  昔から船待ちの港として知られ、坂本竜馬のいろは丸沈没のエピソードも有名です。今年(平成26)の春、塾の春の写生会で訪れました。皆さん熱心に描かれておられたのは当然ですが、長閑な春の日を受けてトンビが気持ち良さそうに、輪を描いて飛んでいたのが印象的でした。



鞆の浦.02




尾道・暮色

 

 昼夜を問わず行き交う船が多く、又瀬戸内海でも最も狭い海峡です向島フェリーに乗って対岸の向島から、暮れなずむ尾道市外を見た景色を描きました。



大崎下島・御手洗

 

 この港も昔から船待ち風待ちの港として知られ、「しまなみ街道」周辺の島々の一つです。現在も江戸後期から昭和初期の建物が数多く残っていて、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。古い街の中に昭和を感じさせる建物もミックスして、少し変わったおもしろい街並を形作っています。

 



山口


門司・旧大阪商船ビル

 

 門司港レトロは、福岡県北九州市門司区にあり、JR門司港駅周辺地域に残る外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に、ホテル・商業施設などを大正レトロ調に整備した観光スポットです。

 整備し直した街という感じは否めませんが、それなりに魅力のある街並みです。



門司港駅

 

 駅舎はドイツ人技師の監修の下に、1914年(大正3年)1月に建築された木造駅舎で、駅舎としては全国で初めて国の重要文化財に指定されたらしい。現役で使われているのが、値打ちがあります。



門司港・関門橋

 

トンネルができて、その存在感は薄れましたが、波間に浮かぶその姿は今もその威容を誇っています。



愛媛


伊予・松山城

 

 司馬遼太郎の「坂の上の雲」舞台である松山を訪ねました。落ちついた長閑な街で、主人公達が穏やかな気候の中で、のびのびと育ったのがうなずけます。お城から町を見渡すとスケール感が丁度良い街です。「しまなみ街道」で連なる島々をサイクリングすると本当に気持ちが良く、景色も抜群です。



道後温泉本館

 

 夏目漱石の「坊ちゃん」であまりにも有名な温泉です。癖の無い白湯で、少し熱め目の気持ちの良い泉質です。昔ながらの建物も健在で松山のシンボルとして、全国からの観光客を集めています。



三重


伊賀上野・俳聖殿

 

 伊賀上野は芭蕉の生誕地として有名です。芭蕉の旅姿を形どった八角堂で、桧皮葺の屋根がロケットのような面白くユニーク形をしています。昭和17年(1942年)に芭蕉生誕300年を記念して建設された新しい建物で、ユニークな建築家で知られている伊東忠太の設計です。 



伊勢・おかげ横丁

 

 門前町の町並を復活させて有名になった「おかげ横丁」です。

 あの「赤福」が中心となって、「お蔭参り」で賑わった頃の伊勢特有の町並みという統一したテーマの元で造られ、新しい人気スポットとして年中、人であふれています。



伊勢・関宿

 

 旧伊勢国にあった東海道の宿場町です。古代からの交通の要衝で、江戸時代も、東の追分からは伊勢別街道、西の追分からは大和街道が分岐する活気ある宿場町で、古い町並みがよく保存されていて、国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されています。



岐阜


雪の白川郷

 

世界遺産に登録され、一層注目されている白川郷の萩町集落の雪景色です。先人達の智恵を生かした合掌造りの家が建ち並ぶ姿は壮観です。雪の重みや地震に耐えるように縄で結合された柱や梁の柔軟な構造は、建築的にも合理的で強固です。力強い中にも静かにたたずむ美しい形は、自然と共存しながらも毅然とした存在感を保っています。

日本の気候風土や地域性に根ざしたこのような個性的な集落群が、いつまでも残って欲しいと思います。



郡上八幡

 

 岐阜県のほぼ中央の山間にあり、お城と吉田川が流れる風情あるこじんまりとした町です。飛騨の高山と並び「小京都」と称され、夏には有名な「郡上おどり」が4日間徹夜で踊り明かされます。



石川


金沢・ひがし茶屋街

 

 加賀百万石の金沢は、やはり歴史と文化を感じます。国の「重要伝統的建造物群保存地区」として、この「ひがし茶屋街」も昔の面影をしっかりと残して修復されています。べんがら色の建物に入口にあるこの柳がよく馴染んでいます。


金沢・武家屋敷

 

 この辺りは昔の武家屋敷があった所です。観光地ですが、街並を形成しているのは、今でも実際に使われている一般住宅で、住人の文化度の高さが伺える地域です。 




長野


木曽・妻籠宿.01

 

 中山道の宿場町であった信州木曾谷の妻籠宿には、「飛騨の匠」といわれるように木曽桧を豊富に使った重厚な構造の家が建ち並んでいます。みやげ物屋や宿屋が江戸時代にタイムスリップしたような街並を作っていて、全国区の観光スポットです。



木曽・妻籠宿.02




木曽・馬籠宿

 

 妻籠宿と対で呼ばれる馬籠宿も有名で、ここには文豪「島崎藤村」の生家跡があります。藤村晩年の大作「夜明け前」の冒頭部分「木曽路はすべて山の中である。」がすんなりと納得できるロケーションです。



東京


東京駅

 

国民的に有名な東京駅です丸の内周辺長い歴史を経て、大きく変貌し続けていますが、レンガ造の堂々とした姿や存在感は、薄らぐ事なく、逆に際立っているのは流石です 現在、駅の改修工事も終わり、当時の柔らかい丸いデザインの屋根が復活して、オリジナルに近い姿で完成しています駅は出会いと別れなど、数多くの人生模様を演出して来た場所ゆえに、人々になおさら愛着を持たれるのでしょう。



浅草・伝法院通

 

 浅草には歴史と伝統のある店も多く営業しています。私はそこで家内の土産に櫛を買いましたが、訳知りの人に櫛は「九四」=「苦死」だから土産物にはダメだといわれました。これは常識らしく、幾つになっても知らない事ばかりですが、家内はその櫛を今でも気に入って使ってくれています。



浅草・雷門

 

 ここは国内外を問わず観光のメッカです。スカイツリーも完成して、益々観光客も増え皆に愛されるエリアになっています。



栃木


日光・神橋

 

 聖地日光の表玄関を飾るにふさわしい朱塗に映える美しい神橋が、大谷川(だいやがわ)にかかっています。杉の大木と対峙する紅葉も美しく、日光はやはり秋が一番!です。



日光・土産物店

 

日光に向かう手前にこの土産物屋さんがあります。木造の堂々とした大きな和風の建物です。



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